多くの物はそのハード自体とそのハードを制御するソフトのようなものがあるかと思います。
パソコンやスマホだけでなく、電卓や車や飛行機、テレビなどもそうでしょう。
そしてこれからは、いろいろな物や事にAIが関わり、
IOTなど全ての物にインターネットが関わろうとしています。
管理運営という賃貸経営のOS
物質と制御という点では、賃貸不動産、賃貸経営も似ていると思います。
『物件』というハードと『管理運営』という賃貸不動産経営のOSを絶えずアップデートする必要があります。
そのOSは我々不動産屋であり、大家様の考え方や管理運営の方針、経営方針だと思います。
現在は「成長社会」ではなく「成熟社会」です。
昔は賃貸物件を建てれば入居者が決まりました。
今は賃貸物件を建てるだけではいけません。
これまでと同じやり方では通用しません。
その物件をオペレーションする『管理や運営』が必要です。
それは生命を与え、血を通わせるようなものです。
そうした活動が入居者を呼び、入居者を喜ばせ賃貸経営の目標を達成していきます。
賃貸物件は投資でもありますが、ある意味、立派な事業です。
賃貸経営という事業
管理運営には長期的な視野も必要です。
何年かしたらメンテナンスも必要ですし、そのための積立金も必要です。
10年たてば時代も変わり、テクノロジーも進化します。
退去も必ず起こります。その時何を取り入れ、何を変化させるのか。
その先の時代はどうなるのか。
大家様も賃貸物件の経営者です。
ある計画とその時々の決断が賃貸経営には必要です。
強い意思表示と決断力が未来を左右します。
大家様だけでなくその物件に関わる全ての人が『管理運営』を意識することが大事になります。
我々の仕事は、絶えずアップデートし物件に最適な『管理運営』というOSを導入する事がいい仕事になります。